無料のおすすめローコード開発ツールを紹介!選ぶ際のポイントについても解説

最低限のプログラミングの知識で高機能なアプリケーションを構築できるローコード開発ツールは、無料で利用できるものも多くあります。

この記事では、特に無料で利用できる5つのツールを厳選してご紹介します。さらに、ツール選びのポイントや有料化のタイミングについても詳しく解説します。

システム開発の効率化やコスト削減に興味のある方はぜひご覧ください。

監修者

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竹村貴也

株式会社ファンリピートCEO

ベンチャー企業でのシステム開発経験を経て、フリーランスとして多数の企業のプロジェクトマネジメントに携わる。2019年に株式会社ファンリピートを設立し、ローコード開発、AIを活用した業務効率化ソリューションの開発・提供を手がける。
著書:「ChatGPTによるPythonプログラミング入門. AI駆動開発で実現する社内業務の自動化

目次

ローコード開発ツールとは?

ローコード開発ツールとは、プログラミング知識は最低限にして、従来のコーディング作業を大幅に減らしつつ高度なカスタマイズが可能なツールのことです。

技術者が少ない場合でも、ある程度のプログラミング知識を持つスタッフがいれば、高機能なアプリケーションを構築できます。

通常のプログラミングに比べて開発が容易なため、システム開発の効率化やシステムコストの削減が期待できます。初期コストが高くなることが多いというデメリットがありますが、現在では企業の業務システム開発などで活用が広がっています。

ローコード開発ツールについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

無料で使えるローコード開発ツール5選

様々なローコード開発ツールが存在しますが、その中でも無料で利用できるツールもあります。ここでは、無料で利用できるツールの中でもおすすめの製品をご紹介します。

  • iPLAss
  • Open Lowcode
  • Pleasanter
  • convertigo
  • Querier

iPLAss

iPLAss公式サイトのファーストビュー
出典:iPLAss

iPLAssは、Javaベースの無料で利用できるローコード開発プラットフォームで、企業のシステム開発を効率化することを目的としています。

ユーザーはブラウザ上で直接、アプリケーションの設計やデータ管理を行うことが可能であり、CRUD操作(作成、読み取り、更新、削除の各機能)を自動的に構築します。このプラットフォームは、JavaやGroovyを用いたカスタマイズが可能であり、認証やワークフローの管理、データの集計といった複数の汎用機能を提供します。

高いカスタマイズ性と拡張性を誇るこのプラットフォームは、高速でのアジャイル開発が求められる企業や会員管理システムを必要とするWebサイト運営企業においておすすめできるツールです。

Open Lowcode

Open Lowcode公式サイトのファーストビュー
出典:Open Lowcode

Open Lowcodeは、迅速なソフトウェア開発を可能にするローコードプラットフォームです。特に企業向けのアプリケーションを短期間で開発することを目指しています。

このツールはプロトタイプの迅速な作成を可能にし、必要に応じて複雑な機能やプロセスを容易に組み込むことが可能です。大企業でも使用されており、その技術的な堅牢性と拡張性が証明されています。

DXを進める中小企業や、大規模なデータを扱う企業にとって、Open Lowcodeは特に価値の高い選択肢となるでしょう。

Pleasanter

Pleasanter公式サイトのファーストビュー
出典:Pleasanter

Pleasanterは、無料で利用できるノーコード・ローコード開発ツールです。

このツールは、特にWebアプリケーションの開発を手軽かつ迅速に行うために設計されており、ユーザーは表計算ソフトの操作感覚で直感的に業務アプリを作成することが可能です。また、少量のコードを用いて必要に応じた機能拡張もできます。

Pleasanterは、特にDXを目指す中小企業や独自のカスタマイズを必要とする企業に適しており、これらの企業にとって低コストで始められる大きなメリットがあります。

convertigo

convertigo公式サイトのファーストビュー
出典:convertigo

Convertigoは、デジタルトランスフォーメーションを進める企業に最適な無料で利用できるノーコード・ローコードプラットフォームです。

IT専門家向けに設計されたローコード・スタジオと、開発スキルが不要なビジネスユーザー向けのノーコード・スタジオの両方を提供し、アプリケーションの開発とデプロイメントを迅速化します。

Convertigoは、データセキュリティを確保しつつ、モバイルデバイスでのオフラインデータ処理もサポートしており、企業がどのような環境でもアプリケーションを効果的に運用できるようにしています。このツールは特に、ITリソースに制限がある組織に推奨されます。

Querier

Querier公式サイトのファーストビュー
出典:Querier

Querierは、ローコードSaaSプラットフォームを提供し、特に管理画面の迅速な開発と運用に特化しています。

このツールは、UIコンポーネントの簡単なドラッグ&ドロップ機能を備えており、複雑なデータフロー管理や、細かい権限設定を容易に行える機能を持っています。

また、監査ログ機能により、操作の履歴を詳細に追跡することが可能です。これにより、エンジニアは効率的に作業を進めることができ、開発時間とコストの大幅な削減が見込めます。

Web3、Eコマース、toCアプリ、SaaS領域で活動する企業や、迅速かつ効果的に管理機能を導入したいスタートアップや中小企業に特におすすめです。

無料のローコード開発ツールを選ぶ際のポイント

ご紹介したツール以外にも、様々なツールがあります。そこで、無料のローコード開発ツールを選ぶ際のポイントを3つご紹介します。

機能に拡張性があるか確認する

無料のローコード開発ツールを選ぶ際は、機能に拡張性があるかを確認することが重要です。アプリの要件が変更になった際に、ツールの機能で対応できるかどうかが大きな判断材料になります。将来的な成長に合わせて、徐々に機能を追加できるツールを選ぶと良いでしょう。

多くのツールの場合、無料プランではなく有料プランにすることで機能が追加されます。したがって、利用度合いに応じてプランのアップグレードも検討しましょう。

マニュアルやサポートがあるか確認する

ツールの操作方法を理解するためのマニュアルやドキュメントが用意されているかどうかも重要なポイントです。公式サポートの有無やユーザーコミュニティの活発さなども確認しましょう。

開発中に問題が生じた際の相談先が不足していると、作業が止まってしまう恐れがあります。海外製品を利用する際、国内にカスタマーサポートがないとコミュニケーションに苦戦する可能性があるため注意しましょう。

目的や用途に合っているか確認する

無料ツールの特性を十分理解し、自社の目的やアプリ開発の用途に合っているかを確認する必要があります。プロトタイプ開発であれば機能のシンプルさが求められますが、プロダクション環境用であれば、セキュリティや拡張性が重視されます。

用途に合わないツールを選んでしまうと、乗り換えを余儀なくされる可能性があるため注意が必要です。

アプリを開発したいのか、データベースを作成したいのかなど、目的に応じて無料のローコード開発ツールを探しましょう。

有料のローコード開発ツールを検討すべきタイミング

無料のローコード開発ツールでもできることは多くありますが、実現したいことが増えてくると有料化について検討を始める必要があります。

ここでは、有料版のツールを検討すべきタイミングについて3つの観点からご紹介します。

より高度で複雑なシステム開発に着手したい場合

無料ツールには機能面での限界があるため、高度で複雑なシステム開発を行う場合は、有料のローコード開発ツールを検討する必要があります。

大規模なエンタープライズシステムなどを構築するには、より本格的なツールセットが欠かせません。セキュリティ面での不安もクリアすることが可能です。

また、実現したい開発対象の規模が大きくなる場合、専門的なサポートを受ける必要性も出てきます。ただし、無料版ツールの場合、たいていはヘルプページを見るか事務的なサポートを受けるのみとなってしまいます。

サポートを受けて複雑なシステム開発を行うためには、有料版に切り替える必要が出てくるでしょう。

将来的に活用範囲を拡大していく予定が生じた場合

当初は小規模な開発から始めたとしても、事業の拡大に伴い、活用範囲を広げていく計画があれば、無料ツールの限界に直面する可能性があります。

そうした場合は、本格的な有料ツールへの移行を検討すべきでしょう。成長に合わせて、適切なツールを使い分けることが賢明です。

また、有料版しかないツールの場合でも、無料トライアルを提供しているケースもあります。そのため、無料版ではなく有料版の無料トライアルを利用することで、将来的な拡張性に耐えられるかの検証することも視野に入れておきましょう。

シャドーITなどセキュリティリスクに不安を感じた場合

無償ツールを使ってシャドーITを行うと、セキュリティリスクが高くなります。社外に重要データが漏洩するなどの危険があるためです。

シャドーITとは、情報システム部門などが利用を許可していない、あるいは従業員が利用していることを把握できていないクラウドシステムやITデバイスのことを指します。

こうしたリスクを回避するには、企業による適切なセキュリティ対策が施された有料ツールを利用する必要があります。

有料版では、データの暗号化やアクセス管理、監査トレースなど、より高度なセキュリティ機能が提供される場合が多く、セキュリティリスクにも対応可能です。

まとめ

現在、様々なローコード開発ツールが市場に出ていますが、無料で利用できるツールも多くあります。本記事では、おすすめの開発ツール5つを紹介したほか、無料のツールを選ぶ際のポイントや有料化へ切り替える際のタイミングなどについてご紹介しました。

なお、無料で利用できる範囲は限定的であるため、拡張していく場合には有料化していくことを念頭にツールを選定するとよいでしょう。

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