【2024年最新】GPTsおすすめランキング15選!カテゴリ別に紹介

2023年11月、ChatGPTの新機能「GPTs」がリリースされました。既に膨大なツールがリリースされており、ユーザーの多くが導入していることでしょう。

しかし数が多すぎて「どのGPTがおすすめなの?」と、使うべきツールに迷っている方もいると思います。

そこで今回は、おすすめのGPTsをマーケティング、クリエイティブ、コーディング、情報収集などのカテゴリ別に15個紹介します。この記事を参考にして、業務に取り入れながら効率化を実現しましょう。

どのように始める?脱Excel管理
本ウェビナーでは、Excelでの業務管理に限界を感じている経営者、管理職、現場社員の方達に向け、脱Excelをローコードツールで実現する方法を紹介しています。
目次

GPTsとは?

「GPTs」とは、ChatGPTが提供するサービスの一つです。「GPT Builder」とも呼ばれます。

端的にいうと「誰でもオリジナルのGPTを作成し公開できるサービス」です。用途別にChatGPTをカスタマイズすることで、通常のChatGPTよりも高性能な回答を得られるようになります。

おすすめ「GPTs」人気ランキング15選

早速、おすすめのGPTsのツールをカテゴリごとに紹介していきます。

#カテゴリGPTs名詳細
1マーケティングクリエイターサバイバルツール / Brand Buddy事業分析・ブランディングができる
2マーケティングSEO Article AssistantSEOに特化した記事を作れる
3マーケティングMarket Mavenマーケティング戦略のアドバイスがもらえる
4クリエイティブCanva直感的にデザイン作業ができる
5クリエイティブDesignerGPT文章だけでHTMLウェブページを生成できる
6クリエイティブスーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」テキストからロゴを作れる
7コーディングPython ProfessorPythonの学習ができる
8コーディングCode TeacherGPTsでコードの意味を解説してくれる
9コーディングError Solver Proエラーメッセージに対する原因と解決策を提供してくれる
10情報収集WebPilot GPTインターネット上の情報を参照して回答を生成できる
11情報収集Fact Checker情報の真偽を確かめる
12情報収集Consensus2億以上の論文をもとに回答を行う
13その他Promptyプロンプトを最適化できる
14その他Auto Agent複雑な業務を自動化する
15その他Humanizer ProAIが書いた文章を人間ぽく再生成できる

マーケティング

まずはマーケティング業務を効率化してくれるGPTsツールです。マーケターの方はもちろん、システムエンジニアや事業開発者も活用できますので、ぜひ導入してみてください。

クリエイターサバイバルツール / Brand Buddy

クリエイターサバイバルツール / Brand Buddy
参考:クリエイターサバイバルツール / Brand Buddy

「クリエイターサバイバルツール / Brand Buddy」は、利用者の事業を分析して、ブランディングやマーケティング施策を提示してくれるGPTsです。

具体的には以下の9ステップについて、それぞれ利用者で整理をしつつGPTに問うことで、最終的なアウトプットイメージの提供まで結び付けてくれます。

  1. 定義 – 相手の確認
  2. 自己分析 – SWOT分析
  3. 特技を見極める – クロスSWOT
  4. 戦場の確認
  5. 狙う顧客を定める
  6. 顧客の動きをイメージする
  7. 考えを整理する
  8. ブランディング定義
  9. レポート出力

具体的にブランディング手法の決め方が分からない方はもちろん、あらためて自社のビジネス戦略を見直したい方にもおすすめです。

SEO Article Assistant

SEO Article Assistant
参考:SEO Article Assistant

「SEO Article Assistant」はSEO記事をつくりたいときに使うGPTsです。具体的には記事を執筆する前段の作業である「リサーチ」や「見出し構成の作成」といった作業をおこなってくれます。

実際に検索結果ページをもとに見出しを考えてくれます。またユーザーの検索意図を理解して組み立てられるため、比較的SEO対策がなされているアウトラインを作ってくれるのが特徴です。

そのうえ記事内に挿入すべき外部リンクや、LSI(再検索)キーワードなどを提示してくれます。

ただし独自性などの観点は含まれていないため、実際のSEO担当者は、あくまで参考程度にしつつ構成を作る必要があります。

それでも「アウトラインの作成」という時間がかかる業務の叩き台を作ってくれるだけで、便利なツールです。

Market Maven

Market Maven
参考:Market Maven

「Market Maven」はマーケティング施策の課題に対してアドバイスしてくれるGPTsツールです。

例えば上記の画像は「リスティング広告のCPAが目標値に達しないが、打ち手は?」というプロンプトに対する返答となっています。複数の解決策を提案してくれました。

このようにBtoC・BtoB問わず、集客、ナーチャリング、コンバージョン、LTVの最大化にいたるまで、マーケティング課題解決のアイディアを出してもらえるのが特徴です。まさにマーケティングコンサルタントの代わりになるようなツールといえます。

クリエイティブ

続いてクリエイティブの制作業務において便利なGPTsを紹介します。特にデザイン業務の効率が高まるものを紹介しますので、デザイナーの方は参考にしてみてください。

Canva

Canva
参考:Canva

既にノーコードデザインアプリケーションとして人気のCanvaを、GPTsツールとして使えます。テキストで「○○のデザインを提案してください」と打つだけで、数種類のデザインパターンを提案してくれます。

例えば上記の画像では「採用広告のFacebook広告のテンプレートを共有してほしい」と提案しました。このように、幅広いデザインパターンを提案してくれます。

またアウトプットにはCanvaへのリンクが貼られていますので、そのままシームレスに編集できるのも嬉しいポイントです。

DesignerGPT

DesignerGPT
参考:DesignerGPT

DesignerGPTはテキストだけでWebサイトを制作できるツールです。

「どんなWebサイトを作りたいか」「その内容は何か」「デザインのカラーはどうするか」「デザインのテイストはどうするか」などの要素を入れて、指示することで簡単なデザインでWebサイトを作ってくれます。

例えば上記の画像では「コンサルタントの自己紹介ページ」の制作を指示しました。すると、DesignerGPTのリンクを提示してくれます。リンク先のページは以下です。指示に合わせてWebページを作成してくれました。

参考:DesignerGPT

もちろんこれで完成とはいえませんが「ディレクター・デザイナーがWebページのイメージを作る際」などに活用できます。

スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」

スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」
参考:スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」

スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」は自然言語で指示するだけで企業やサービスのロゴを作れるGPTsツールです。

まず依頼をすると、以下の点を確認してくれます。

  • 企業の名称やロゴに含めたい文字はありますか?
  • 企業の理念や、ロゴに込めたいメッセージがあれば教えてください。
  • 希望する色彩やデザインのスタイルがありますか?(例:モダン、クラシック、シンプルなど)
  • 競合他社のロゴで参考にしたいものはありますか?
  • 特に強調したいサービスや技術分野があれば、それもお聞かせください。

これらの要素をもとに依頼をすると「コンセプト案」と「デザイン案」を整理して教えてくれます。この案に賛同してデザイン制作を促すと、ロゴデザインをアウトプットしてくれるツールとなっています。

例えば今回は以下の指示を出しました。

  • 大手企業向けのSIerの企業ロゴ
  • 企業名は「TEST株式会社」
  • 理念は「すべて任せてください」
  • 色彩は黒と白ベースでモダンな感じ
  • 競合他社のロゴの参考はない
  • 強調したいのはエンジニアの技術力

その結果、以下のロゴを提案してくれました。

参考:スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」

このように「技術力」から歯車のイメージを用いるなど、要望に基づいて提案してくれます。また若干フォントが崩れていますが、社名や理念も記載されています。

このデザインで確定はできませんが、叩き台や示唆だしの道具としては十分使えます。

コーディング

続いて、プログラマー、エンジニアが使えるコーディング支援のGPTsを紹介します。

Python Professor

Python Professor
参考:Python Professor

Python Professorは、ChatGPT上でPythonを学べるツールです。基礎はもちろん、実際に書いたコードをもとに壁打ちしながら学ぶこともできます。

例えば上記ではPython初心者が、まず学ぶべき「基本概念」を質問しています。このように、各専門用語について、実際のコード画面を共有しつつ教えてくれるので分かりやすいです。

またコードのレビューにも使えます。もし間違っていた際は解説付きで正しいコードを教えてくれるので、初級者には特にありがたいツールです。

Code Teacher

Code Teacher
参考:Code Teacher

Code Teacherは、チャット画面に貼り付けたコードについて、言語や仕組みを教えてくれるツールです。

例えば上記画像では「1~10までの数字を足す」というPythonコードを共有しました。Code Teacherは「そのコードが何を表すか」だけではなく、各行について詳しく説明してくれています。

長くて読みづらいコードを解読するだけではなく、仕組みまで解説してくれます。エンジニア・プログラマー初級者の教育にも使えるGPTsツールです。

Error Solver Pro

Error Solver Pro
参考:Error Solver Pro

Error Solver Proはエンジニアがたびたび頭を悩ませる「エラーメッセージ」に対して、原因と解決策を提示してくれるGPTsです。

上記の画像の例では、基礎的な「SyntaxError: incomplete input」という構文エラーについて、共有をしました。

するとメッセージの内容だけではなく、考えられる原因や解決策を、具体例付きで解説してくれます。

エラーメッセージは、なかなか原因が解明せずリサーチに時間がかかることもあります。その点、このツールを使うと、すぐに解決できるため業務効率化につながります。

情報収集

続いて、業務内での情報収集の効率を高めるツールを紹介します。

WebPilot GPT

WebPilot GPT
参考:WebPilot GPT

WebPilot GPTはWebサイトの情報を瞬時に調べられるツールです。対象のURLを貼り付けることで、そのWebサイトに掲載されている情報を瞬時にリサーチしてくれます。

通常のChatGPTの場合、ドメイン以下の各ページをクロールして情報をキャッチアップしてくれません。あくまで対象のURLに限定されてしまいます。

しかしWebPilot GPTはドメイン以下のURLまで調べられるので、競合調査・ベンチマーク調査などの工数を大幅に削減できます。

Fact Checker

参考:Fact Checker
参考:Fact Checker

Fact Checkerは記載した内容が事実かどうかを調べてくれるツールです。対話型AIは「ハルシネーション」といって、間違えた情報を提供してしまう可能性があります。そのためファクトチェックが必須です。

Fact Checkerを導入することで、こうしたファクトチェックを即時的に完了できます。また回答に対して、参考サイトのリンクもつけてくれるのがポイントです。

Consensus

参考:Consensus
参考:Consensus

Consensusは2億以上の論文をデータソースとして回答してくれるツールです。

先述したように、一般的な対話型AIはハルシネーションを起こしてしまう可能性があります。その背景の一つが「間違ったデータを学習していること」です。

その点、Consensusは論文をもとに回答をしてくれるのが強みです。通常通りにChatGPTを使うよりも信頼度が高い回答を出してくれます。

例えば上記の画像では「気候変動が国内総生産(GDP)に与える影響は?」と質問しました。画像のように、回答とともに論文資料を添付してくれるので、利用者がすぐに確認できます。

その他

そのほか汎用的に使える業務効率化GPTsのツールを紹介します。

Prompty

Prompty
参考:Prompty

PromptyはChatGPTと対話する際のプロンプトを最適化してくれるツールです。

例えば上の画像では「SQLの練習に使いたいから適当なデータをエクセル形式で出力してください」を最適化したプロンプトに直してもらいました。

するとプロンプトの問題点や改善案を提示してくれます。最終的には以下のプロンプトに直してくれました。

“””

目的: SQLの練習に適したデータを生成します。

形式: Excel形式での出力を希望します。

要件:

– データセットはSQLの練習に適しており、初心者にも扱いやすいこと。

– 少なくとも、顧客情報と購入履歴の2つのテーブルを含むこと。

– 各テーブルには最低10行のデータを含むこと。

データのドメイン: (例: 小売、財務、教育など、具体的な業界または関心領域を指定してください。)

“””

このように、より具体的な指示に直してくれます。

Auto Agent

参考:Auto Agent
参考:Auto Agent

Auto Agentは複雑なタスクを自動化するツールです。

例えば上記の画像では「地球温暖化のレポートを書いて」と依頼しました。すると「原因調査」「影響調査」「対策の調査」「改善の提案」「最終的なレポーティング」とステップを分解しながらタスクを進めてくれます。

抽象度の高い業務をタスクレベルに分けて進めてくれるので、安心して自動化できます。

Humanizer Pro

参考:Humanizer Pro
参考:Humanizer Pro

Humanizer Proは、AIが書いた文章を人間が書いたように修正してくれるツールです。

AIが書いた文章はどうしても、独特の癖があります。抽象度が高かったり、結びの書きっぷりが似ていたりします。こうした文を人間っぽく再生成してくれるツールです。

AIを用いてブログを書く際などに活用できます。

よくある質問

GPTsはどこからダウンロードできる?

GPT Storeへアクセスしてダウンロードしてください。

GPT Storeに関しては以下の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。

GPTsって無料で使えるの?

GPTsのダウンロードは無料です。

ただ、ChatGPTの有料プランに入らないと、GPTsを使うことができません。

まとめ

今回はおすすめのGPTsを、カテゴリ別に15種類紹介しました。GPTsを取り入れることで、これまでのChatGPTをよりパワーアップできます。

マーケティング、クリエイティブ、コーディング、情報収集など、さまざまな側面から活用できますので、ぜひこの記事を参考に取り入れてみてください。

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Excel(エクセル)は多くの企業内で導入され、表計算やVBAによるマクロ機能が充実していることから、顧客管理や施工管理、品質管理など多くの業務管理に活用されています。

しかし、複数人同時での共同作業が行えなかったり、業務が複雑化、さまざまな場所にデータが点在することから管理が煩雑、属人化してしまいます。

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  • 代替ツール(SaaS)の課題
  • 脱Excelをローコードで実現しませんか
  • ケース別の業務改善例

開催日時・場所

  • 開催日時:随時開催中!!
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  • 参加料:無料

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