Rubyができること8選!言語の特徴から開発事例まで幅広く解説!

Rubyできること8選のサムネイル

Rubyを使うとどんなシステム開発ができる?
Rubyのできることや不向きなことを知りたい!

このような疑問をお持ちではありませんか。

日本のIT企業で使われることの多い人気プログラミング言語のRubyですが、初心者の方にとっては他の言語と何が違うのかイメージを持てない方が多いでしょう。

そこで本記事では初心者の方に向けて、Rubyを使ってできることや不向きなことをわかりやすく解説します。この記事をご覧いただくことで、Rubyの基本が理解できますので、ぜひご覧ください。

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目次

Rubyとは何?初心者向けに基本を解説

Ruby(ルビー)とは、日本人エンジニアのまつもとゆきひろ氏によって開発された国産プログラミング言語です。Rubyの最大の特徴は、オブジェクト指向スクリプト言語という点です。

オブジェクト指向とは、プログラミングをブロックの集合体と考え、一つひとつのブロックに名前をつけて「オブジェクト=モノ」として認識しながら構造的に積み上げていく概念です。

Rubyはオブジェクトの定義にプロトタイプを用いており、同じ方法を取る言語にはpythonがあります。

Rubyは開発思想として「すべてがオブジェクト」を掲げており、プログラムの全体をひとつの塊と捉え、それぞれの繋がりが見えるアーキテクチャ(構造)となっています。

また、スクリプト言語とは、C言語などのコンパイラ言語と対照的な言語で、実行ファイルを初めに作るのではなく、コマンドを順に実行することでコードを動かします。代表的なものにpythonがあります。

Rubyは、国産プログラミング言語として初のIEC国際規格認証を取得するなど、まさに日本を代表するプログラミング言語です。

ITスタートアップから大手企業にいたるまで、日本だけではなく世界中のあらゆるWebシステム開発で利用されています。また、日本語の解説書も多いことからプログラミング初学者向けの言語ともいわれています。

Ruby on Railsとは?

Rubyを調べると必ずRuby on Railsというキーワードも見つけることが多いのではないでしょうか。

Ruby on RailsとはWebアプリケーション開発のためのフレームワークです。これにより、開発期間の短縮やコードの書き方が統一されることで機能追加等がしやすくなります。

※フレームワーク・・・開発を行う際に必要となる機能や、基本的な骨組みを組み合わせたもの

Ruby on Railsについての詳しい記事もございますので、気になった方はぜひ下記のリンクからご覧ください

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Rubyの特徴を5つ紹介

1. 文法がわかりやすい

読みやすい文法を持つため、初級者から上級者までのプログラマーに向いています。似たプログラミング言語にpythonがあります。

2. フレームワークが便利

Ruby on railsというフレームワークがあり、Webアプリケーションが作りやすいです。

3. 日本語で情報収集しやすい

Rubyは日本で開発された言語なため、日本語による説明が比較的多いです。プログラミング初心者の人にとっても日本語で問題を解決できる可能性が高いのは大きいでしょう。

4. コマンドラインから直接実行可能

Rubyはスクリプト言語なため、コマンドラインから直接実行することができます。

5. 動的型付け言語

変数の型がコンピュータによって自動で決められるので、変数の宣言や型定義が不要です。

Rubyでできること・不向きなことを解説

Rubyを使って何ができるのか、反対に不向きなことは何かを解説します。Rubyの特性を理解することで、目的や用途に合った使い方ができるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

Rubyでできること8選?

ここではRubyを使ってできることの中から代表的なものを8つ紹介します。

Rubyでできることをまとめたスライド

1. Webアプリケーション制作

Rubyといえば、Webアプリケーション開発をイメージする方も多いほど、様々なアプリケーションを作ることが出来ます。さらにRubyで作成されたフレームワーク「Ruby on Rails」を使うことで、Webアプリケーション開発を効率的に進めることが可能です。

2. SNS制作

Rubyを使えばSNSの開発も可能です。例えばログイン機能や新規アカウント作成・投稿機能・レビュー機能などあらゆる機能を実装できます。

実際にFacebookやTwitterといった世界を代表する巨大SNSにも、Rubyが利用されています。

3. ポータルサイト制作

Rubyでは、さまざまな情報の玄関の役割を持つポータルサイトの開発が可能です。

例えば、不動産ポータル・飲食店ポータル・社内向けポータルなどは、目的・用途によって機能や規模が異なります。Rubyを使うことで、あらゆる活用シーンを想定した柔軟なポータルサイトの開発が可能です。

4. チャットボット制作

チャットボットは、ユーザーが音声やテキスト文章で入力したことに対して、自動的に回答する機能のことです。

例えば、Webサイト上にチャットボットを設置することで、24時間自動で対応してくれるようになります。その結果、業務効率化や生産性の向上が期待できます。

5. オンラインショッピングサイト制作

Rubyを使えば、オンラインショッピングサイトの開発も可能です。Ruby on Railsには、ユーザー情報登録やログイン機能・決済機能・カート機能など、豊富な機能が備わっているので、オンラインショッピングの効率化を実現できます。

6. ブログ制作

ブログ運営といえば、WordPressをイメージする方も多いと思いますが、Ruby on Railsのテキストエディター機能を使えば、ブログ投稿も容易に行えるようになります。

さらにブログ運営に役立つ機能が豊富に備わっており、追加・削除も簡単に行なえます。

7. API制作

APIとは、アプリケーションやシステム同士をつなぐための処理プログラムのことです。サーバーにデータを保存したり処理したりする場合に必要になります。

例えば、APIの役割としては、Webアプリケーションに別のサービスを外部連携し、データを自動取り込みを可能にしたりなど、サービス間のシームレスな操作を可能にすることが挙げられます。

8. スクレイピング

スクレイピングとは、Webページ上の情報を自動的に収集することを指します。これにより、Webサイトのコンテンツを分析したり、大量の情報を自動的に収集したりすることができます。

Rubyはスクレイピングに必要な全ての工程に対応できるだけでなく、スクレイピングに利用できるライブラリも存在しています。

Rubyが不向きなこと3選

Rubyは様々な用途で利用できる一方、不向きなこともあります。ここでは、Rubyが不向きなことを2つ紹介します。

Rubyが不向きなことについてまとめた

1. 機械学習

機械学習とは、コンピューターに大量のデータをもとに学習を繰り返すことで、ルールやパターンから答えを導き出し、さまざまな問題に対処できる状態を目指すことです。

近年では、ビッグデータを活用した機械学習が注目されていますが、機械学習でメジャーなプログラミング言語は「Python」です。

Rubyでも機械学習が全く出来ないわけではありませんが、あえてRubyを使うほどの重要さはありません。Pythonをはじめとした機械学習に特化したプログラミング言語学習に時間を費やした方が賢明でしょう。

2. スマホアプリ開発

Rubyは、Webアプリケーション開発に適していますが、スマホアプリ領域では不向きといわれます。iOSアプリにはSwift、AndroidアプリにはJavaが用いられることが多いですし、ゲームアプリではUnityなどが使われます。

より本格的なスマホアプリを開発したいのであれば、実際の開発現場で主流となっているプログラミング言語を用いた方が良いでしょう。

3. 実行速度を求められる処理

Rubyはスクリプト言語であるため、コンパイラ言語であるC言語やJavaと比較すると実行速度が遅くなってしまいます。

Rubyで作られた開発事例を3つ紹介

世界でも人気の高いRubyですが、実際にRubyで開発されたサービスにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、Rubyで作られた開発事例を3つ紹介します。

Twitter

Twitter Japanのスクリーンショット
画像出典:Twitter Japan

短文投稿SNSのTwitterは実はRubyで開発されています。ツイート投稿や最新ツイートの自動読み込み・いいね機能などはRubyを使うことでかんたんに実装できる機能です。

https://twitter.com/

食べログ

食べログの公式サイトホームのスクリーンショット
画像出典:食べログ

飲食店クチコミサイトの食べログもRubyで作られたサービスです。お店の特徴や店内・料理の写真、クチコミ情報など、全国に何万件とある店舗情報をデータベースに管理し、好みの条件で検索できるサービスを提供しています。

https://tabelog.com/

Wantedly

Wantedlyの公式サイトのホーム
画像出典:Wantedly

今やビジネスSNSとして定着したWantedlyもRubyによって開発されています。CEOの仲暁子氏が、Ruby on Railsの参考書を片手に独学でリリースさせたという逸話があります。

https://www.wantedly.com/

まとめ|Rubyができることを理解して効果的に活用しよう

本記事では、日本を代表するプログラミング言語「Ruby」について、できること・不向きなこと・代表的なサービスまで解説しました。

近年ではビッグデータ活用やスマホアプリ開発の需要が増えていることから、他のプログラミング言語に注目も集まっています。しかし、日本国内におけるWebサービス・アプリケーション開発の現場ではRubyが主流です。

そのため、これからプログラミング学習をはじめる方はRubyを学んで損はありません。

しかし、Rubyを使って初心者がサービスをイチから開発するのは、それなりに時間と労力が掛かります。もっと手軽にシステム開発をしたい場合は、ノーコード・ローコード開発がおすすめです。

また、システム開発の外注先選びでお困りの方は、弊社までお気軽にご相談ください。当社がこれまで支援してきた開発事例の共有、企画・コンサルティング、要件定義や実際の開発支援まで包括的にサポートさせていただくことが可能です。

システム開発を失敗しないために、弊社が相見積もりの取得までをサポートさせていただくことも可能です。むやみな営業電話などは決して行いませんので、まずは無料のご相談をお待ちしております。

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