サクッとアプリを開発したい!手間をかけずにおしゃれなサイトを作りたい!と思った場合、ノーコードツールがよかったりします。コードを書かずにあれこれできるので学習コストが少ないですし、経費削減や時短につながりますよね。
何か作ってみよう!と思って調べてもツールが多すぎて戸惑うでしょう。
本記事では、ノーコードツールの中でも初心者におすすめなツールを4つほどご紹介します。
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簡単にHPが作れる「ペライチ」
「自分で作ったものがすぐに形になる」って、ノーコードツールを使う醍醐味の一つですよね。その中でも、特に「Webサイト作り」は、完成した時の達成感が大きいです。
Webサイトって、普段は見るものであって、自分で作るものじゃない、と思っていませんか? ペライチを使えば、その固定観念が覆されます。「私にもできるかも!」って思えるはずです。
「ペライチ」ってどんなツール?
ペライチは、Webサイト作成のノーコードツールの中でも、特に簡単で「作った感」を味わえるのが特徴です。
Webサイトを作るときに一番困るのがデザイン。何色にしたらいいか、どんな風に文章や画像を配置したらいいか、悩んでいるうちに時間が過ぎてしまいます。
ペライチは、そういった悩みを解決するために、Webサイトによくあるデザインを「部品」として用意してくれています。まるで、積み木やタイルを貼るように、用意された部品を配置していくだけで、誰でも簡単にWebサイトを作ることができます。
ペライチの魅力
- デザインの知識がなくてもOK: デザイン済みのテンプレートが豊富に用意されているので、自分でデザインを考える必要はありません。写真と文章を用意するだけで、あっという間に見栄えのいいWebサイトが完成します。
- 簡単操作: 直感的な操作で、部品を配置したり、文字を入力したりできます。難しい操作は一切ありません。
- 豊富なテンプレート: 600種類以上のテンプレートが用意されているので、用途に合わせて好みのデザインを選べます。
- 無料プラン: 無料プランもあるので、まずは試しに使ってみることができます。
ペライチのデメリット
ただし、ペライチにはデメリットもあります。それは、「デザインを細かく変更できない」ことです。もし、細部にまでこだわったWebサイトを作りたいと思っているなら、ペライチは少し物足りないかもしれません。
素人がそれなりのクオリティのサイトを作るのは難しい?
素人がいきなり凝ったデザインのサイトを作れるか?と言われれば「かなり難しい」という印象です。かりに見栄えの良いサイトに仕上がったとしても、レスポンシブの問題にぶち当たることもしばしば。今ではスマホで閲覧する方がほとんどですから、細かに調整しないといけません。
完成したWebサイトが、2000年頃のホームページのようになってしまう可能性もあります。
その点、ペライチは、誰が作っても、それなりに見栄えのいいWebサイトができるように設計されています。
もし、「もう少しデザインにこだわりたい!」という方は、次で紹介する「STUDIO」を試してみてください。
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デザインにこだわりたいなら「STUDIO」がおすすめ
ペライチでWebサイト作りが楽しい!と感じたら、次は「STUDIO」を試してみてはいかがでしょう。
ペライチが、あらかじめ用意された「部品」を組み合わせることで、簡単にWebサイトを作れるツールだとしたら、STUDIOは、より自由に、デザインにこだわりたい方におすすめのノーコードWeb制作プラットフォームです。
STUDIOってどんなツール?
STUDIOは、ペライチと同じく、プログラミングの知識がなくてもWebサイトを作れるノーコードツールです。しかし、ペライチよりもデザインの自由度が高く、よりオリジナリティのあるWebサイトを制作できます。
STUDIOの特徴は、まるでデザインソフトを操作しているかのように、自由自在に要素を配置したり、色やフォントを細かく調整したりできる点です。まるで絵を描くように、あなたのイメージをそのままWebサイトに反映させることができます。
STUDIOの魅力
- 自由度の高いデザイン: コードやテンプレートに縛られることなく、自由にレイアウトをデザインできます。
- 洗練されたUI: プロのデザイナーが使うようなUIで、高度なデザインも実現できます。
- レスポンシブデザイン: PC、タブレット、スマートフォンなど、様々なデバイスで最適な表示になるように自動調整されます。
- アニメーション機能: Webサイトに動きのあるアニメーションを追加することで、より魅力的なサイトを制作できます。
テンプレートが豊富なので、少しいじれば簡単にデザインに優れたサイトに仕上がります。
ペライチよりもクオリティが高いものが多いので、クオリティ重視ならSTUDIOの方が良いかもしれません。
STUDIOのデメリット
STUDIOは、ペライチに比べて操作がやや複雑で、使いこなすまでに少し時間がかかるかもしれません。しかし、その分、よりオリジナリティ溢れる、デザイン性の高いWebサイトを作ることができます。
その他の選択肢:WixやWordPress
さらに高機能を求めるのであれば、WixやWordPressといった選択肢もあります。
- Wix: 豊富なテンプレートやアプリが用意されており、手軽に高機能なWebサイトを作成できます。
- WordPress: プラグインやテーマが豊富で、拡張性が高いのが特徴です。ブログやコンテンツマーケティングにも適しています。
これらのツールも検討しながら、自分に最適なWebサイト制作ツールを見つけてみてください。
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スマホアプリを爆速開発「Click」
Webサイトの作成に慣れてきたら、次はアプリ開発に挑戦してみましょう!「アプリって難しそう…」と思うかもしれませんが、ノーコードツール「Click」を使えば、意外と簡単にアプリを作ることができます。
「Click」ってどんなツール?
Clickは、ドラッグ&ドロップ操作でアプリを作成できるノーコードツールです。ペライチと同様に、アプリに必要な部品が用意されており、それを画面上に配置していくことで、見た目が完成します。細かい表示設定や、ボタンを押したときの動作は、右側の設定画面で簡単に変更できます。
Clickの魅力
- ドラッグ&ドロップ操作: 直感的な操作でアプリを作成できます。プログラミングの知識は不要です。
- 豊富な部品: テキストボックス、ボタン、画像、地図など、様々な部品が用意されており、これらを自由に組み合わせてアプリを作れます。
- 設定画面: 細かい表示設定やボタンを押したときの動作も、右側の設定画面で簡単に設定できます。
- アプリの公開: 作成したアプリは、すぐに公開することができます。
Clickで広がる可能性
Clickが使えるようになると、様々なアプリを作ることができます。
- 例えば、ペットを近所に預けるサービスを作りたいと思ったとしましょう。Clickを使えば、すぐに預けたい人と預かりたい人をマッチングさせるアプリを作ることができます。
- また、レゴでバイクを作る趣味の人を集めて、オンラインサークルを作りたいと思ったとしましょう。Clickを使えば、すぐにメンバー登録や交流ができるアプリを作成することができます。
このように、Clickはあなたのアイデアを形にするための強力なツールとなります。
Webサイトは「誰かに伝える」ものですが、アプリは「誰かに使ってもらう」ものなので、できることの選択肢が格段に増えます。
業務改善なら「kintone」
もしあなたが、「ノーコードツールを個人的に使うだけでなく、仕事で業務改善に使いたい!」と考えているなら、「kintone(キントーン)」が最適解となるでしょう。
ペライチやClickも、決済機能や予約機能、業務アプリの作成など、仕事で使える機能を持っていますが、kintoneは、社内業務のデジタル化・効率化に特化した機能が満載です。
kintoneってどんなツール?
kintoneは、サイボウズ株式会社が提供するクラウドサービスで、プログラミングの知識がなくても、自社の業務に合わせて、様々な業務アプリを開発・運用できます。まるで、Excelと紙で行っていた業務を、そのままデジタル化するようなイメージです。
kintoneが業務改善に最適な理由
- Excelや紙の業務をデジタル化: kintoneは、Excelや紙で管理していた業務を、そのままデジタル化できるような部品が豊富に用意されています。タスク管理、顧客管理、案件管理、日報など、様々な業務をアプリとして構築できます。
- データベース機能が充実: データの一覧表示、検索、集計、分析など、データベース機能が充実しています。Excelでは難しい、複雑なデータの管理や分析も簡単に行えます。
- 社内利用に特化: アクセス権限設定や組織部署の管理機能など、企業で利用するのに必要な機能が標準で搭載されています。
- 豊富な連携機能: 外部サービスとの連携も簡単で、PDF出力、承認機能など、社内業務に必要な機能が豊富に用意されています。
- ワークフロー機能: 承認フローをアプリに組み込むことができ、紙ベースで行っていた承認業務をデジタル化できます。
- 拡張機能: オプションで、kintoneの機能を拡張するためのプラグインを利用できます。
Clickとkintoneの違い
Clickもkintoneもアプリを作るという点では同じですが、両者には大きな違いがあります。Clickは、アプリを一般公開することを前提としているため、LINE連携機能やQRコード読み取り機能など、一般利用者向けの機能が充実しています。
一方、kintoneは、社内業務での利用に特化しており、アクセス権限設定や組織部署の管理機能、PDF出力や承認機能など、企業で利用するのに必要な機能が標準で備わっています。
もし、Excelや紙の業務をデジタル化したい、社内の業務効率を上げたいと考えているなら、kintoneが最適な選択肢と言えるでしょう。
まとめ
世の中には、様々なノーコードツールが存在し、それぞれが独自の魅力と可能性を秘めています。この記事では、Webサイト作成からアプリ開発、業務改善まで、様々な用途に対応できるツールをご紹介しました。
「あれを作りたいな」「こうしたいな」というイメージを形にするのに、もはやプログラミングの知識は必須ではありません。ペライチで手軽にWebサイトを作り、STUDIOでデザインにこだわり、Clickでアプリ開発に挑戦し、kintoneで業務を効率化する。ノーコードツールを使えば、その全てが可能です。
この記事でご紹介したツールは、ほんの一部に過ぎません。まずは一つ、気になるツールに触れてみてください。