このページでは、Power Automateでフローを構築する際に、よく使用する「組込み/制御」系のアクションを紹介します。
目次
変数
アクション「変数を初期化する」
「変数を初期化する」アクションを使用すると、そのフロー内で使用する変数を宣言することができます。
アクション「変数を設定する」
「変数の設定」アクションを使用すると、宣言した変数に値を代入できます。
コントロール
アクション「条件」
条件アクションを使用すると、条件分岐(If文)を作成することができます。
アクション「スイッチ」
スイッチを使用すると、条件分岐(Switch文)を作成することができます。
アクション「Do Until」
「Do Until」アクションを使用すると、ループ処理を作成することができます。
Power Automateの「Do Until」は、終了条件を指定するタイプのループで、上の画像の例では変数iの値が10になるまでループする、for文を記述することができます。
アクション「Apply to Each(それぞれに適用する)」
「Apply to Each」アクションを使用すると、複数のレコード全てに対し処理を実行するループ(foreachループ)を作成できます。
画像の例では、「複数項目の取得」であるSharePointリストの全ての項目を取得し、他のリストに対して「項目の作成」アクションで作成(複製)していく、バッチ処理を記述しています。
※SharePoint Onlineのアクションは後述します。
アクション「終了」
「終了」アクションを使用すると、フローの途中でそのフローを終了させることができます。
終了の状態(理由)も指定することができるため、正常終了、異常終了を分けることもできます。
アクション「スコープ」
「スコープ」アクションを使用すると、複数のアクションを処理のまとまりとして表示することができます。
このスコープを適切に使用することで、フローの可読性を向上させることが可能です。
また、このスコープアクションを使用すると、try catch finallyの例外処理を実現できます。