ファイルシステムで仕事を効率化!便利機能を解説

私たちが普段コンピューターを使って仕事をする際に、何気なく「ファイル」という言葉を使っていることに自覚的な人は、どれくらいいるでしょうか。

実は文章や画像などのデータを保存・管理しているのは、コンピューターに備わっているOSの機能の一部なのです。

仕組みやその特徴など、細かいことはよくわからないけれど使っているという人も、「ファイルシステム」について理解を深め、今後の仕事に活かしてみてください。

  • 「ファイルシステム」の特徴とは何か
  • 「ファイルシステム」の機能はどんなものがあるか
監修者

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竹村貴也

株式会社ファンリピートCEO

ベンチャー企業でのシステム開発経験を経て、フリーランスとして多数の企業のプロジェクトマネジメントに携わる。2019年に株式会社ファンリピートを設立し、ローコード開発、AIを活用した業務効率化ソリューションの開発・提供を手がける。
著書:「ChatGPTによるPythonプログラミング入門. AI駆動開発で実現する社内業務の自動化


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目次

ファイルシステムの特徴

「ファイルシステム」とは、大まかに言うと「データの記録・管理をすること」を指します。それにはOSという、コンピューターの機能が関わっています。

では、「OSの機能でデータを管理する」とはどういうことなのでしょうか。ここではその特徴を解説します。

高速で効率がいい

「ファイルシステム」とは、コンピューターの記憶装置(HDDなど補助的な記録媒体)に保存されているデータを、失くしたり破損したりしないように管理し、再度使う時に適切に操作するための機能のことです。

この機能があることで、高速かつ効率的にデータを取り出し、使い終わった後はコンパクトに収納できます。

正しく保存し、正しく取り出せる

OSには、情報を既定の形で保存できなかったり、保存した位置がわからなくなったりするのを防ぐための機能がついています。それをインターフェースと呼んでいます。

情報を上から下までの階層のような構造にして格納し、ラベルをつけ、必要なときに保存されている情報を使えるよう処理しているのです。

正しく保存し、正しく取り出すためにもOSのインターフェースは重要だと言えます。

ファイルシステムの基本的な用語

ファイルシステムの特徴がわかったところで、本章ではこのシステムを理解するにあたって必ず理解しておいていただきたいキーワードとなる用語について解説します。

ファイル

ファイルとは、HDDなどの記憶媒体に保存されたデータすべてのことを指します。

ソフトウェアやユーザーが作成したデータ(テキストや表計算システム、プレゼンテーション資料など)が主なものですが、CDに記録されている音楽などもファイルに含まれます。

例えば、CDに収録されている音楽を聞くには、まずCDドライブに保存されている音楽データにアクセスして、1曲ずつ違う情報を読み取り、聞きたい曲を見つけ、適切なアプリケーションで開く、という細かな動作が必要になります。

こうした「情報のありかを探る」「ラベルを読み取る、区別する」「適切に開く」という動きが組み合わさって「ファイルシステム」は成り立っています。

フォーマット

「ファイルシステム」の機能のひとつに「フォーマット(初期化)」が存在します。

各コンピューターに搭載されているOSのファイルシステムに合わせ、記憶領域を区切り、それぞれに番号を割り振って「このデータはここにしまう」と決めることを「フォーマット」と呼んでいます。

直訳すると「初期化」という意味を持ちますが、ここでは「すべてを真っ白にする」、ということではないので覚えておきましょう。フォーマット化することで、記録したいデータがHDDなどの記憶装置に認識され、安全に使用できるようになります。

「ファイルシステム」には様々な種類があり、それぞれフォーマットも違います。データ容量が大きいもの、Windowsのパソコンでしか開けないものなど、いろいろなタイプがあるので、特徴を知って使い分けることをおすすめします。

ファイルシステムの機能

「ファイルシステム」の概要や仕組みがわかったところで、実際に使われる機能についても確認していきましょう。

ファイルの保存

普段我々が何気なく行う「名前を付けて保存」という行為はこの機能の一部です。アプリケーション等で作成したファイルも、基本的に名前を付けて保存するので、これに該当します。

例えばMicrosoft社のコンピューターに搭載されているソフトウェアのWordで文章を作成して、それを「名前を付けて保存」するのも「ファイルシステム」の機能です。

こうして名前をつける(ラベルをつける)ことによって、他のデータと混ざったり、データを破損させたりせずに、情報を出し入れすることができます。

暗号化

ファイルを暗号化して特定のユーザーだけに使えるようにしたり、操作権限を与えたりすることも可能です。これにより、第三者による不正な利用を防ぐことができます。

個人情報などの重要なデータや、不特定多数に操作されると困るファイルは、この機能で保護しておくことをおすすめします。

圧縮

Zipファイルなどの圧縮(複数のデータをひとつのファイルに小さくまとめること)も、我々は普段何気なく使っていますが、「ファイルシステム」の一部なのです。

ディスク(HDDなどの補助記録媒体)の容量を削減するために、圧縮して保存することができるのが大きなメリットです。

コンピューターの記憶領域は、外付けのHDDなどを増やさない限りは有限なので、この機能を使うことでコンピューター内の情報がパンクするのを防いでいます。

圧縮されたファイルを元に戻すのも「ファイルシステム」の機能のひとつです。

〈まとめ〉ファイルシステムを普段の仕事に応用する

今回はOSの機能のひとつ、「ファイルシステム」を見てきましたが、「読み取る」「しまう」といった、一見簡単そうに見える動作を管理しているのがこの「ファイルシステム」だということを覚えておいてください。

OSの機能のなかの「名前を付けて保存」があることで、複数のファイルを管理することができるのです。ファイルの名前のつけ方を番号順にするなど工夫することで、作業が効率化することも多くあります。

また、圧縮することによってHDDの容量を最低限に保ち、CPUの速度を維持することもできるので、これも積極的にやっておくことをおすすめします。ファイルシステムとは「データの管理に関する体制」である、ということを覚えて、日頃の業務に活用してみてください。

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