自分でホームページを作るには、一般的にHTML・CSSの習得が必要なので、学習を続けている方も多いでしょう。
しかしすぐにホームページをもちたいのであれば、HTML・CSSを習得している時間はありません。
本記事では、自分でホームページを作る方法について、HTMLを使用する場合・作成ツールを使用する場合の違いを比較します。ツール選定のポイントもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ホームページ作成時の3つのポイント
ホームページを作る際は、以下の3つのポイントを意識しましょう。
目的を設定する
まずは、ホームページを作る目的を明確にしましょう。目的を意識しないと、訴求層に刺さる内容にはできないので、完成後の成果を狙うことが難しくなります。
訴求層を年齢・性別などの細かい要素まで想定し、ターゲットが好みそうなページを作りましょう。
シンプルなデザインにする
デザインはシンプルにしましょう。訴求層が訪問目的を達成しやすいように、メニュー・問い合わせボタンの見やすさを意識することで、利便性の高いデザインが作れます。
利便性が高いと閲覧途中のページ離脱を防ぎやすいので、常に意識しましょう。
スマホ対応をする
ホームページをスマホ対応させることで、各種デバイスからの閲覧がしやすくなります。
現代のホームページはスマホから閲覧されることが多いので、スマホ対応によって、閲覧者がより訪問しやすいものになります。
無料でホームページを作成する手段は?
自分の手でホームページを作るには、以下の2種類の手段があります。双方の違いがよくわからないという方は、ぜひ参考にしてください。
HTML/CSSを使って作成する
HTML/CSSは、ホームページ作成の基本的な手段であり、以下の役割があります。
- HTML:ホームページのテキストや画像を表示する
- CSS:ホームページ全体のデザインなどを調整する
ホームページ作成ツールを使う
作成ツールは、HTML/CSSを書かなくてもホームページを作れるツールのことをいいます。HTML/CSSの知見がなくてもホームページが作ることができるため、気軽に挑戦しやすいのが特徴です。
ホームページをHTMLで作成するメリット・デメリット
ホームページをHTML/CSSで作ることには、メリット・デメリットがあります。
ホームページをHTMLで作成するメリット
ホームページをHTML/CSSで作るメリットは、以下の通りです。
エンジニアになるための知識が身につく
ホームページをHTML/CSSで作るには、知識・技術を身につける必要があります。知識や技術の習得には期間を要しますが、スキルを磨くことで、社内外から求められる人材になりますし、結果的にキャリアの幅を広げることにもつながります。
ホームページをHTMLで作成するデメリット
ホームページをHTML/CSSで作るデメリットは、以下のとおりです。
技術を身につける必要がある
HTML/CSSを使いこなすには、必要な技術を会得しなければならないので、すぐにホームページを持てません。技術はすぐに習得できるものではなく、何度もコードを書くことで身につきます。
つまり、納得できるものを作れるまでには時間がかかるので、明日にでもホームページを持ちたい方には適していないのです。
完成までに時間がかかる
HTML/CSSでの作業に不慣れな場合は完成までに時間がかかります。技術があれば作業時間は短くできますが、作成ツールを使う場合と比べると、どうしても時間がかかってしまうのが一般的です。
ホームページ作成ツールを使うメリット・デメリット
作成ツールを使うことには、メリット・デメリットがあります。
ホームページ作成ツールを使うメリット
作成ツールを使用するメリットは以下のとおりです。
ホームページがすぐに作成できる
最大のメリットとして挙げられるのが、専門的な知見が不要ということです。自分でコーディングする訳ではないので、デザインの崩れやエラーも発生しづらく、とにかくホームページを持って情報を発信したい方には作成ツールの利用をおすすめします。
ホームページ完成までの期間が短くて済む
作成ツールを使用する場合は、完成に必要な期間が圧倒的に短いことが特徴です。
テンプレートを選択し、マウスでパーツを移動させるだけなど、作業も簡単です。作成ツールは、複雑なことを無視してホームページを作りたい場合に最適だといえるでしょう。
素人でもホームページをカスタマイズできる
作成ツールの中には、ホームページのカスタマイズが可能なものもあります。
テンプレートで全体の構成を調整したり、マウスだけで成約ボタンを設置したりなど、すぐに多種多様なホームページを作れます。
ホームページ作成ツールを使うデメリット
作成ツールを使用するデメリットは以下の通りです。
カスタマイズが一部制限される
作成ツールによっては、思いどおりの機能が実装できない場合があります。
デサイン変更の幅が限られていたり、カスタマイズにHTML/CSSの知識が必要だったりなど、完全に自由なわけではありません。
有料版でないと使えない機能がある
作成ツールには、有料版でなければ使えない機能があります。有料版でしか使えない素材もあるので、全てを無料版だけで済ませることは難しいのです。
無料のホームページ作成ツール・ソフトの選び方
どんな基準で作成ツールを選べばよいの?と、疑問に思う方も多いでしょう。作成ツール選定のポイントを解説します。
無料ドメインが使えるツール・ソフトを選ぶ
作成ツールを選ぶ際は、無料の独自ドメインが使えるものを選びましょう。
ドメインはネット上のホームページの場所を示したもので、独自ドメインは、ユーザー自身が自由に設定できるという特徴があります。
企業名などを指定するなら、無料の独自ドメインが使えるツールを選びましょう。
運用コストを考えて選ぶ
作成ツールを選ぶ際は、運用コストも考えましょう。ホームページを個人で持ちたい場合は無料版でもよいですが、ビジネス用の場合は機能に制限がかかっていると、困ってしまう可能性があります。
長期的なサイト運用や集客を視野に入れる場合は、有料プランを検討し、コストを上回る利益が得られるかを考えて選びましょう。
ページ数が制限されないツール・ソフトを選ぶ
作れるページ数に制限のないツールを選びましょう。ページ数が制限されていると、良質なコンテンツが作りにくく、ユーザーニーズへの訴求が難しくなります。
良質なページを多く作るために、作成ページ数が無制限のツールを選びましょう。
ホームページ作成には無料ツール・ソフトを使おう
ホームページ作成でHTML/CSSを使うには専門知識・技術が必要で、なかなか手が出せず、初心者にはとっつきにくいのが実情です。
作成ツールを使うとすぐにホームページを持つことができ、デザイン・機能面のカスタムなども可能で、セキュリティ対策もされています。
完成度の高いホームページをすぐに持ちたい場合は、作成ツールの使用を検討してみましょう。