このページではPower AutomateからSharePointを操作する際に使用する、代表的なアクションを紹介します。
アクション「複数の項目の取得」
「複数の項目の取得」アクションは、指定したSharePointリストのアイテムを列挙するアクションです。
Apply to eachアクションと併用することが多く、上記の画像は取得したすべてのリストアイテムの列「Num」の値を加算していく(合計を求める)フローです。
Tips : 警告への対処
「複数の項目の取得」アクションを「フィルタークエリ」を指定せずに使用すると、上図のように警告が表示されます。
これはリストに含まれるアイテム全てを列挙すると、フローのパフォーマンスが低下することを示している警告なので、リストのアイテム数が増えないことが予想される場合は無視してかまいません。
フィルタークエリの指定方法については以下の参考サイトを参照してください。
アクション「項目の作成/更新/削除」
指定したSharePointリストのアイテムを作成/更新/削除が行えます。
取得や更新、削除はSharePointリストのアイテムIDを指定し実行します。
上図の例は、「複数の項目の取得」アクションで取得したすべてのリストアイテムに対し、削除処理を実施しています。
アクション「ファイルの作成/更新/削除」
指定したSharePointサイトのドキュメントライブラリ上で、ファイルの作成/更新/削除を行います。
サンプル:ファイルの作成
上の画像は、Power Appsから引数として受け取ったファイルコンテンツをドキュメントライブラリにファイルとして保存(作成)する例です。
参考サイト:
サンプル:全ファイル削除
上の画像は指定したドキュメントライブラリのファイルをすべて削除するサンプルです。
「ファイルの取得(プロパティのみ)」アクションで指定したドキュメントライブラリのファイルをすべて列挙することができます。
Tips : ファイルのリネーム
ドキュメントライブラリ上のファイルのリネームを行う場合は、アクション「SharePoint に HTTP 要求を送信します」を使用し、HTTPリクエスト経由で処理を行います。
詳しくは以下のサイトをご参照ください。