おすすめのAI画像生成ツール16選!機能や使い方、無料で利用できるツールを紹介

AIの飛躍的な技術進歩により、高品質なイラストや写真がAI画像生成ツールで生成できるようになっています。

しかし、画像生成AIツールが多すぎて、自分に合った画像生成AIツールが見つけられていない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、おすすめの画像生成AIツールを16個挙げ、機能や使い方、料金などを解説します。各ツールの特徴や得意な画風がわかるようになるため、用途に応じて画像生成AIツールを使い分けられるようになります。

Web上で簡単かつ無料で利用できるツールもあるため、気になるものがあればぜひ試してみてください。

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目次

そもそも画像生成AIツールとは?

画像生成AIツールとは、画像生成が可能なAIを搭載したツールです。代表的なツールには、Stable DiffusionやDALL・E3が挙げられます。テキストから画像を生成する方法が一般的ですが、画像を基に生成する(i2i)ことも可能です。

生成AIといえば、ChatGPTのような文章生成AIが有名ですが、生成AIの中で中心的に研究されてきたのは画像生成AIです。第3次AIブームによる技術発展とともに性能が向上し、2014年にGAN(敵対的生成ネットワーク)が登場してから大きく進化しました。

2024年現在は、写真のようにリアルな画像を生成できるほか、画像を組み合わせて動画が作れるようにもなっています。画像生成AIを活用すれば、画力がなくても高品質なイラストが作成できるほか、SNSに載せる写真や資料の図解などを素早く生成・加工できます。

おすすめの画像生成AIツール

ここでは、編集部がおすすめする16の画像生成AIツールを紹介します。ツールによって特色が異なるので、ご自身の用途に合うものを探してみてください。

  • Stable Diffusion
  • Midjourney
  • niji・journey
  • AIピカソ
  • Leonardo AI
  • My Edit
  • Luma AI
  • Canva
  • DALL・E3
  • Image Creator from Microsoft Designer
  • Novel AI
  • SeaArt
  • VanceAI
  • AI イラストくん
  • ImageFX
  • Copilot

Stable Diffusion

Stable Diffusion TOP
出典:stability.ai

Stable Diffusionは、Stability AIが提供する画像生成AIです。Stable Diffusionはオープンソースであるため、ローカル環境で構築することができ、独自のチューニングを施すなど自由にカスタマイズできます。

Stable Diffusionでは、部分的な修正や要素の追加が可能な「inpainting」や、画像の解像度を上げる「upscaler」などが利用できます。写真風やイラスト風など、画風を選ばずに生成できるため、用途を限定せずに利用したい方におすすめです。

Stable Diffusionは、以下のWebサイトで利用できます。Stable Diffusion Onlineではすぐに利用できるので、気になる方は試してみてください。

日本語対応
利用方法WebサイトStable Diffusionが搭載されたツール
料金無料(オープンソース)※Stable Diffusionを搭載しているツールが全て無料とは限りません。
※2024年9月現在

Midjourney

Midjourney TOP
出典:Midjourney

Midjourneyは、従業員数11人の零細企業が提供する画像生成AIです。デフォルトモデルは「Model Version 6.1」であり、一貫性のある画像を生成します。アニメ風のイラストが得意な「Niji Model 6」にもMidjourneyが利用されており、モデルバージョンの設定から選択できます。

Midjourneyでは、画像の解像度を高める「Upscale」や異なる要素を持った画像を4枚出力する「Variation」などの機能が利用できます。

日本語対応×
利用方法アプリDiscord
料金Basic Plan:月額10ドルStandard Plan:月額30ドルPro Plan:月額60ドルMega Plan:月額120ドル
参照:Midjourney「Subscription Plans」※2024年9月現在

niji・journey

niji・journey TOP
出典:niji・journey


niji・journeyは、SpellbrushとMidjourneyが共同開発した画像生成AIです。アニメやマンガ風の画像に特化しており、アニメ風のキャラクターやアクションシーンなどのイラスト生成に向いています。

また、多くの画像生成AIは日本語に対応していませんが、niji・journeyは日本語で利用できます。加えて、多くの画像生成AIが苦手とする、日本語を画像内に表示する技術にも優れています。

niji・journey「改善された日本語テキスト描画」
出典:niji・journey「改善された日本語テキスト描画」

アニメ風イラストの生成が目的であり、日本語で操作したい方におすすめです。

日本語対応
利用方法モバイルアプリDiscord
料金Basic Plan:月額10ドルStandard Plan:月額30ドルPro Plan:月額60ドルMega Plan:月額120ドル
※2024年9月現在

AIピカソ

AI picasso
出典:AIピカソ

AIピカソは、AI Picassoが提供する画像生成AIです。画像を1枚からダンス画像を生成する「AIダンス」を世界で初めて開発するなど、ユニークな機能を多く取り入れています。

ほかにも、10~20枚の写真を読み込んでアバターを作る「AIアバター」や、生成したAIアバターからLINEのスタンプを作成する「AIアバタースタンプ」などが利用できます。また「いらすとや」ともコラボしており、いらすとや風の親しみやすいイラスト生成も可能です。

日本語対応
利用方法アプリ
料金1週間:740円1ヵ月:1,980円1年間:7,400円
※2024年9月現在

Leonardo AI

Leonardo AI TOPPAGE
出典:Leonardo AI

Leonardo AIは、AI画像やAIビデオなどの生成が可能な生成AIツールです。

Leonardo AIには、シンプルな描画を手の込んだアート作品に素早く変換する「Realtime Canvas」や、特定の画風に指定できる「Finetuned Models」などの機能があります。無料利用から大規模なビジネス利用まで対応しており、幅広い用途に利用できます。

日本語対応×
利用方法Webサイトモバイルアプリ
料金Free:無料Apprentice:月額10ドルArtisan Unlimited:月額24ドルMaestro Unlimited:月額48ドルビジネスチーム:要相談
※2024年9月現在

My Edit

My Edit TOPPAGE
出典:My Edit

My Editは、画像や音声などを生成できるAIです。AIを活用したさまざまな画像編集が可能で、高画質化やアニメ化、3D化、ノイズ除去などの機能が利用できます。

具体的には、2枚の画像の要素を組み合わせて出力する「AI画像フュージョン」や、ピンぼけや手ぶれを修正する「AIピンぼけ・手ぶれ補正」、ワンクリックでノイズを軽減する「AI画像・写真ノイズ除去」などの機能があります。

日本語対応
利用方法Webサイト
料金無料プラン:無料画像編集プラン:月額580円画像編集Proプラン:月額980円
参照:MyEdit「プランと価格」※2024年9月現在

Luma AI

Luma AI TOPPAGE
出典:Luma AI

Luma AIは、テキストや画像から3Dモデルを生成できるAIツールです。3Dモデルを作成し、画像として利用することもできますが、主に動画や3Dモデルを生成する目的で利用されています。

Luma AIは、簡単に動画を出力できるという強みを持っています。他の動画生成AIは、国外での利用が実質的に制限されていたり、一般公開されていなかったりしますが、Luma AIはGoogleアカウントさえあればすぐに利用できます。

モバイルアプリでも簡単に動画を作成できるので、気になる方は試してみてください。

日本語対応×
利用方法Webサイトアプリ
料金Free:無料Lite:月額7.99ドルStandard:月額23.99ドルPlus:月額51.99ドルPro:月額79.99ドルPremier:月額399.99ドル
参照:Luma AI「Pricing」※2024年9月現在

Canva

Canva TOPPAGE
出典:Canva

デザインツールのCanvaでは、画像生成AIを利用できます。Open AIが提供するDALL・Eや、Googleが提供するImagenなど、多くの選択肢から画像生成AIを選べます。

Canvaでは、画像内の不要なオブジェクトを削除する「マジック消しゴム」や、背景やオブジェクトを編集する「マジック加工」などのAIツールが利用できます。生成した画像は、Canvaで編集できるので、1つのツールで画像生成から編集まで完了します。

日本語対応
利用方法Webサイトモバイルアプリデスクトップアプリ
料金無料:無料プロ:年額11,800円チーム:年額15,000円(1人当たり)エンタープライズ:要相談
※2024年9月現在

DALL・E3

DALL・E3 TOPPAGE
出典:DALL・E3

DALL・E3は、OpenAIが提供する画像生成AIです。DALL・E3は、DALL・E2よりも言語処理能力に優れており、ニュアンスや細かい指示を理解できるようになっています。

DALL・E3は、ChatGPTとMicrosoft Bingで利用できます。ChatGPTでは有料会員でなければ利用できませんが、Microsoft Bingでは無料で利用できます。Microsoft BingのCopilotでもDALL・E3を利用できるので、試してみてください。

日本語対応×
利用方法ChatGPT(Plus以上)Microsoft Bing
料金ChatGPTでの利用:月額10ドル以上(プランによる)Microsoft Bingでの利用:無料
※2024年9月現在

Image Creator from Microsoft Designer

Image Creator from Microsoft Designer
TOPPAGE
出典:Image Creator from Microsoft Designer

Image Creator from Microsoft Designerは、OpenAIのDALL・E3を利用して画像を生成するツールです。MicrosoftとOpenAIはパートナーシップを結んでいるため、OpenAIが開発したDALL・E3はMicrosoftの製品で利用できるようになっています。

DALL・E3の章でも紹介しましたが、DALL・E3はMicrosoft Bingでも利用できます。性能はほぼ同じなので、アクセスしやすいほうを利用してください。

日本語対応
利用方法Webサイト
料金無料高度な機能を利用する場合:月額3,200円(Microsoft Copilot Pro)
※2024年9月現在

Novel AI

Novel AI TOPPAGE
出典:Novel AI

Novel AIは、Anlatan社が提供する画像生成AIです。作品のアイデアを入力することで、小説や画像を出力します。アイデアを入力するだけで、具体的なストーリーやイラストなどを得られるため、物語を考える労力を削減できます。

フィクションの物語を扱うことから、Novel AIにはアニメやアートに特化したAIモデルが搭載されています。開発元のAnlatan社も二次元のイラスト生成に力を入れているため、アニメ風イラストの出力を多くしたい方に向く画像生成AIといえるでしょう。

日本語対応
利用方法Webサイト
料金Paper:無料Tablet:月額10ドルScroll:月額15ドルOpus:月額25ドル
※参照:Novel AI※2024年9月現在

SeaArt

SeaArt TOPPAGE
出典:SeaArt

SeaArtは、ビデオや音声などを生成できるAIツールです。既存の画像から新たな画像を生成するi2i(image to image)や、ファインチューニングの手段であるLoRA(Low-Rank Adaptation)などの高度な技術が利用できます。

利用するには有料プランに加入する必要がありますが、有料プランでは画像だけでなく動画や音声の生成も可能です。登録から3日間は無料で利用できるので、使用感を確かめてみてもよいでしょう。

日本語対応
利用方法Webサイトモバイルアプリ
料金初級:月額2.39ドルスタンダード:月額7.99ドルプロ:月額23.99ドル
※2024年9月現在

VanceAI

VanceAI TOPPAGE
出典:VanceAI

VanceAIは、AIを活用した画像加工ツールです。加工だけでなく、テキスト情報から画像を生成することもできるため、画像の生成から加工までを一つのツールで行えます。

VanceAIの大きな特徴は、AIを活用した加工ツールが豊富に搭載されている点です。具体的には、画像の解像度を8倍に上げる「AI画像拡大」、背景を切り抜く「AI背景透過」、モノクロの写真に色を付ける「AI写真復元」、写真をイラスト化する「AI写真イラスト」などがあります。

生成だけでなく、加工にもAIを活用したい方におすすめです。

日本語対応
利用方法WebサイトPCアプリ
料金1ヵ月:5,200円1年:14,750円買い切り:17,880円※従量課金制あり
参照:VanceAI「価格」※2024年9月現在

AIイラストくん

AIイラストくん TOPPAGE
出典:AIイラストくん

AIイラストくんは、Stable Diffusionの技術を活用した画像生成AIです。LINEのトークに指示文を送るだけで、画像を生成できます。「人物モード・イラストモード・風景モード」の3つから画風を選べるため、簡単ながらも目的の画像を得られやすくなっています。

AIイラストくんは日本語に対応しており、LINEで利用できるため、操作は非常に簡単です。特別なツールなどを使わずに手軽に画像生成したい方に向いています。ただし、無料会員は1日3枚までしか画像を生成できないため、枚数には注意が必要です。

日本語対応
利用方法LINE
料金プランなし:無料ライトプラン(1日30枚):月額1,980円プロプラン(無制限):月額6,980円
※2024年9月現在

ImageFX

ImageFX TOPPAGE
出典:ImageFX

ImageFXは、Googleが提供する画像生成AIです。ImageFXでは、画像生成のほか、音楽を生成できる「Music FX」、類似テキストを出力する「Text FX」などが利用できます。

Googleアカウントさえあれば簡単に登録でき、無料で画像を生成できます。英語で表記される部分もありますが、基本的には日本語に対応しています。迷うことなく直感的に操作できるデザインになっているため、画像生成AIに慣れていない方にもおすすめです。

日本語対応〇※一部英語
利用方法Webサイト
料金無料
※2024年9月現在

Copilot

Microsoft「Copilot」 TOPPAGE
出典:Microsoft「Copilot」

Copilotは、DALL・E3を搭載した画像生成AIです。画像生成だけでなく、文章タスクやデータの解析など、幅広いタスクに対応しています。

一部のWindows PCに搭載されているCopilotボタンから起動し、画像を生成することも可能です。以下のように、出力してほしい画像の内容をCopilotに伝えるだけで、DALL・E3を利用した画像を出力します。

Microsoft「Copilot」ではDALLE3を用いて画像を出力する
出典:Microsoft「Copilot」
日本語対応
利用方法Microsoft BingWindows PCモバイルアプリ
料金Microsoft Copilot:無料Microsoft Copilot Pro:月額3,200円
参照:Microsoft「Copilot Pro」※2024年9月現在

実際に画像生成ツールで作ってみた

AI画像生成ツールで高品質な画像を作るコツを解説

画像生成AIの利用経験がある方はご存じかもしれませんが、プロンプト(打ち込む指示文)によって生成される画像の品質は大きく変わります。

ここでは、画像生成AIツールで高品質な画像を作るコツを5つ紹介します。

  • プロンプトは英語で入力する
  • 品質向上プロンプトを入れる
  • プロンプトの順番に注意する
  • 強調したい場合はカッコを使う
  • ネガティブプロンプトを指定する

プロンプトは英語で入力する

英語で学習している画像生成AIが多いため、プロンプトを英語で入力したほうが的確かつ高品質な画像が生成される傾向にあります。翻訳サイトや文章生成AIを利用して、プロンプトを英語にしてから入力すると高品質な画像が得られます。

英語が苦手な方や、翻訳の手間を省きたい方は、「niji・journey」や「AIイラストくん」などの日本語に対応したツールを使いましょう。

品質向上プロンプトを入れる

品質向上に関する文言をプロンプトに追加することで、画像のクオリティが向上します。

品質向上プロンプトの例

  • masterpiece:全体的な品質向上
  • ultra detailed:細部の品質向上
  • highres:解像度の向上
  • 8k:解像度の向上
  • photorealistic:リアル感の向上

あてはまるものをプロンプトに付け足すだけで、品質が向上する傾向にあります。また、複数の品質向上プロンプトを組み合わせることで、より高品質な画像になります。

プロンプトの順番に注意する

画像生成AIでは、最初に入力したプロンプトが優先され、後に入力したものは徐々に優先度が下がります。そのため、重視したいプロンプトは前半にすることが重要です。

逆に言えば、プロンプトの要素が優れていても、プロンプトの順序が悪ければ画像の品質は低くなります。望み通りの画像が生成されない場合は、プロンプトの順番を変えてみてください。

強調したい場合はカッコを使う

特定の文言をカッコで括ることで、カッコ内の文言を強調できます。

例(((8k))),(ultra detailed),A Japanese family of three resting next to a tree,oil Painting,(Beautiful sunset)

以上のように入力すると「8k」が3段階強調され、「ultra detailed」と「Beautiful sunset」は1段階強調されます。

ただし、強調の方法はツールによって異なるため、ご自身が利用するツールの方法を調べてください。

ネガティブプロンプトを指定する

ネガティブプロンプトを指定することで、画像に反映したくない要素を指定できます。例えば、「short hair」をネガティブプロンプトに指定すると、短髪の要素を低減し、長髪を出力しやすくなります。

ネガティブプロンプトを指定して出力の幅を狭めることで、意図したイラストをより生成しやすくなります。

ネガティブプロンプトの指定方法はツールによって異なりますが、ネガティブプロンプト専用の入力スペースに入力したり、角カッコ[]で括ったりする方法があります。

企業のAI画像生成ツール活用事例

ここでは、企業が実際に生成AIを活用している例を3つ紹介します。

しまむら

AI model runa
出典:しまむら「AIモデル るな特集」

株式会社しまむらは、AIモデルの瑠菜(るな)を使ったプロモーションプロジェクトを実施しています。AIで生成した瑠菜をファッションモデルに採用し、衣料品のプロモーションに活用しています。

同社は、AIモデルの瑠菜の公式Instagramを開設して自社の衣料品を宣伝するなど、積極的な活用を進めています。

AIモデルを活用することで、撮影代のコストカットを実現したり、撮影のスケジューリングの手間を省いたりすることが可能です。実際に同社は、最大70%のコストカットを実現しています。

また、炎上リスクが低いと考えられていたVtuberまでもが、失言やスキャンダルを起こす現代、炎上リスクが極めて低いモデルを利用できるのは企業にとって非常に大きなメリットです。

アサヒビール

asahi beer AI promotion
出典:asahi「画像生成AI「Stable Diffusion」を日本で初めて体験型プロモーションに活用「Create Your DRY CRYSTAL ART」」

アサヒビール株式会社は、「アサヒスーパードライ」の画像をStable Diffusionで作成できる体験型プロモーションを実施しました。このプロモーションでは、好みの画風でアサヒスーパードライのイラストを生成することが可能です。

同社は、体験型プロモーションにStable Diffusionを日本で初めて採用し、商品の認知拡大や購入喚起を図っています。

アルコール製品を扱うため利用は満20歳以上に限られますが、画像生成AIを活用したインパクトのある宣伝活動を行っています。

レベルファイブ

level five AI game title suggest
出典:首相官邸「AI時代の知的財産権検討会(第4回)」

「イナズマイレブン」などのゲームを制作する株式会社レベルファイブは、ゲーム開発やプロモーションに生成AIを活用しています。同社は生成AIを、アイデアの立案や基礎データの作成、業務効率化などの目的で利用しています。

具体的には、ゲームタイトル画面のアイデア出しや背景素材の出力、開発時のプログラミングなどの業務に活用しているようです。細部のイラスト制作や基本的なプログラミングなど、手間のかかる業務を省力化するツールとして活用が進められています。

よくある質問

ここでは、画像生成AIの著作権問題に加え、さまざまなリスクについて解説します。

生成した画像に著作権はあるの?

画像生成AIを、自身の思想または感情を創作的に表現するツールとして利用した場合には、作品の該当部分が著作権法で保護されます。しかし、ありふれた表現や単なるアイデアに対して著作権は付与されません。

画像生成AIを利用する際には、著作権を侵害しないことも重要です。

画像の著作権は、生成AIを利用して作成した場合でも、人間がAIを利用せずに画像を作成・撮影した場合と同様に判断されます。そのため、画像生成AIで出力したイラストに類似性や依拠性が認められれば、著作権侵害となる可能性があります。

特に注意したい利用方法として、著作物を用いたi2iが挙げられます。i2iは、類似した画像が出力されやすく、作品を意図的に処理するため依拠性が認められやすいと考えられます。著作権侵害のリスクが高い利用方法のため、i2iをする際には著作権を侵害しないよう注意しましょう。

詳しくは文化庁の資料をご覧ください。

参考:文化庁「AIと著作権」

画像生成AIのリスクは?

画像生成AIの利用には、著作権侵害や情報漏洩などのリスクが伴います。著作権侵害については前章で述べましたが、インターネットを介して画像生成AIを利用する場合、入力情報が漏洩する可能性があるため、注意が必要です。

また、画像生成AIの進化につれリアルな画像との見分けがつきにくくなり、ディープフェイク問題を起こすリスクもあります。

AIは発展途上の技術のため、未知のリスクが多くあると考えられます。リスクを避けるためにも、他者に不利益を及ぼす可能性がないかをよく考えたうえで活用するようにしましょう。

まとめ

現在、さまざまな用途に対応した画像生成AIが登場しており、企業や個人で活用が進んでいます。優れたプロンプトを作れるようになれば、高品質かつ想像以上の画像を生成することが可能です。自身の用途に合うツールがあれば、ぜひ一度試してみてください。

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