【ノーコード入門】Adaloとは?メリットや活用事例を解説

プログラミングを用いずアプリケーションを開発できるノーコードツールAdalo(アダロ)。直感的なドラッグ&ドロップだけでWebアプリなどを作れることから、企業・個人を問わず人気のサービスです。

そんなAdaloについて本記事では、Adaloの特徴や料金、実際の活用事例まで詳しく解説します。「Adaloはどんなサービスなの?」といった疑問をお持ちの方は、この記事を見れば一通り理解できますので、ぜひご覧ください。

ノーコードそのものについて知りたい方は、まずこちらの記事を読んでいただくことをおすすめします。

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目次

Adaloとは

そもそもAdaloとはどんなサービスなのでしょうか。ここでは、Adaloの概要やAdaloで出来ること、そして料金体系に分けて解説します。

Adaloの概要

Adalo(アダロ)とは、アメリカ発の「アプリケーション開発用ノーコードプラットフォーム」です。コーディングを一切行わずに、ドラッグ&ドロップ操作だけで、Webアプリとネイティブアプリのどちらも作成できます。

2018年にリリースされて以来、ノーコードブームの勢いに乗って世界中にシェアを拡大しました。大きな魅力は「手軽さ」でしょう。PowerPointでスライドを作成するかのような直感的な操作だけでアプリを作成できます。

Adaloで出来ること

Adaloにはアプリ開発に役立つオプションが充実しています。例えば、以下のようなことができます。

  • アプリ内課金
  • Googleログイン
  • Appleログイン
  • プッシュ通知
  • Zoom連携
  • 外部サービスとのAPI連携

これらの機能をノーコードで実装でき、より利便性の高いアプリを作成できます。

Adaloの料金体系

Adaloはクラウドベースのプラットフォームのため、月額利用料が掛かります。以下はAdaloの料金体系です。

プラン料金(月額)
Free$0
Starter$45
Professional$65
Team$200
Business$250

参照:https://www.adalo.com/pricing

Adaloはフリーミアムなので無料で使えます。フリーミアムとは、サービスは無料で提供し、より高度な機能は有償で提供するサービス形態のことです。まずは無料プランで操作性などを試した上で、必要に応じてアップグレードしていくと良いでしょう。

Adaloを活用するメリット

誰でもかんたんにアプリを作れるAdaloですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、Adaloを活用することで得られるメリットを3つ紹介します。

短期間で開発できる

Adaloを使えば数時間〜数日程度の短期間でアプリを作成できます。また、Adaloはクラウドベースなので、サーバー構築は一切不要です。

一方、プログラミング開発の場合は、サーバー構築やデータベース作成、コーディング、サーバーへのアップロードなど多くの工数が掛かります。そのため、従来のアプリ開発に比べて圧倒的短期間でリリースでき、開発リソースの削減に繋がります。

直感的な操作で開発できる

Adaloの操作はドラッグ&ドロップが基本です。まるでPowerPointのスライドを作成するかのようにサクサクと作成できます。

そのため、プログラミングスキルがない非エンジニアでも直感的な操作だけでアプリを作れます。

開発環境の構築が不要

Adaloはクラウド環境でアプリ開発するため、開発環境の構築が不要です。アカウントを登録したらすぐに開発に着手できるので非常に手軽です。

また、開発したアプリをサーバーにアップロードする必要もありません。そのため純粋にアプリ開発だけに集中することが可能です。

Adaloでは出来ないこと

スマートフォンで簡単にアプリを作成できるAdaloですが、万能なわけではありません。中にはAdaloでは出来ないこともありますので、あらかじめ出来ないことを理解した上で使用しましょう。ここでは2つ解説します。

PC画面での開発ができない

Adaloはモバイルアプリを開発するサービスです。そのため、PCブラウザでの開発に対応していません。当然ながら、開発したアプリをPC画面で操作できない点も注意しましょう。

複雑なレイアウトや機能の実装ができない

Adaloは、あらかじめツール内に用意されたデザインパーツや機能を組み合わせることでアプリ開発を進めます。設定できるレイアウトや機能には制限があるため、複雑なレイアウトや機能の実装ができず、独自性を出すことには向きません。

Adaloの開発事例

Adaloの活用によって、実際どのようなアプリを作れるのでしょうか。ここではAdaloを使った実際のアプリ開発事例を3つ紹介します。

SNSアプリ

Adaloでは、不特定多数の人々と交流できる「SNSアプリ」を作れます。例えば、FootHubは、世界中のサッカーファン同士で交流できるSNSアプリです。お気に入りチームの試合スケジュールや最新情報の閲覧、サッカーニュースへのコメント、コミュニティルームの作成など、SNSに必要なあらゆる機能を備えています。

マッチングアプリ

人対人の出会いを実現する「マッチングアプリ」もAdaloで作成できます。Preps Recruitingは、学生アスリートと大学のコーチを直接結びつけるマッチングアプリです。

米国のすべての大学コーチのメールとTwitterユーザー名がアプリ内にまとめられており、学生アスリートは従事したいコーチに直接オファーを送れます。

モバイルオーダーアプリ

コロナ禍で急速にニーズが高まった「モバイルオーダーアプリ」もAdaloが得意とするアプリです。

SmartDishはアプリ内で飲食店選びや事前注文、事前決済までワンストップで行えるモバイルオーダーアプリです。お店に到着する頃には料理が出来上がっているため、注文から提供までの待ち時間を緩和し、店舗内の密集・密接を解消に貢献します。

SmartDishの開発チームは、圧倒的なスピードで検証&改善を繰り返してプロダクトを磨き上げるために、ノーコード開発が最も有効だったと述べています。とりわけAdaloは、在庫管理機能やクレジット決済機能が備わっているため、モバイルオーダーアプリ開発に最適なツールといえます。

お店情報シェアアプリ

Sabinukyは、身近な人がおすすめするお店情報を記録して、友達やグループにシェアできるアプリです。近年ポータルサイトやクチコミサイトの評価と実態が乖離していることが問題視されています。

そうした中で、Sabinukyは最も信頼できる情報源(友人や知人)のリアルな声を収集でき、自分だけのイチオシのお店コレクションを作成できます。

まとめ

本記事では、ノーコードツールAdaloについて、概要から特徴やメリット、開発事例まで解説しました。Adaloを使えば、「こんなサービスがあったら便利かもしれない」といったアイデアをすぐに形にできます。利用に掛かる費用もリーズナブルなので、従来のシステム開発に比べて、短期間かつコストを抑えてアプリ開発が可能です。

スタートアップや新規事業でビジネスを展開したい方や、個人でアプリを販売したい方はぜひ試してみてください。もし、思うように機能実装やワークフローを構築できない場合は、外部のシステム開発会社に外注するのも有効です。

また、システム開発の外注先選びでお困りの方は、弊社までお気軽にご相談ください。当社がこれまで支援してきた開発事例の共有、企画・コンサルティング、要件定義や実際の開発支援まで包括的にサポートさせていただくことが可能です。

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